民事事件で訴えられた方のご相談
裁判所から突然、訴状や調停の期日通知書が送られてきて、どう対応すればいいのか分からない場合はご相談ください。
届いた書類を読んで、どのような手続が開始したのか把握しましょう
1. 裁判所が作った書類を読む
裁判所から届く封筒には普通、
- 裁判所に提出された「訴状」、証拠書類や「調停申立書」の写しといった相手方が作った書類
- 「答弁書催告状」「期日通知書」等,裁判所が作った書類
が入っています。
ですが、封筒に入っている書類の数が多いため、混乱したり動揺してしまい、よく読まない方が多いようです。まず、裁判所が作った書類を読んで、どの裁判所で、どのような手続が始まったのかを把握しましょう。
2. 相手方が作った書類を読む
開始した手続が民事訴訟の場合には、「訴状」という書類と証拠書類が送られてきます。
「訴状」を読んで、相手方の請求の内容と、相手方の言い分を把握しましょう。
開始した手続が調停の場合には、「調停申立書」という書類が送られてきます。
「調停申立書」を読んで、相手方の請求の内容と、相手方の言い分を把握しましょう。
裁判所から来た手紙を放置すると不利益になります。
民事訴訟が起こされた場合、「答弁書」という書類を提出する必要があります。
「答弁書」を提出しないと、原告が提出した「訴状」に書かれている事実が間違っていても、裁判所はそのまま審理を終了して、原告の請求を認める判決を下してしまいます。
ですので、不利益な結果にならないために、まず「答弁書」を作って裁判所に提出する必要があります。
調停が起こされた場合、調停期日への欠席の効果は、調停手続の種類によって異なっていますが、放置することは不利益になる場合が多いでしょう。
弁護士が適切な対応方法についてアドバイスします。
- 裁判所から届いた書類を持参してご相談頂ければ、どのような手続が始まったのか、どのような対応が適切かをアドバイスします。
- ご依頼があった場合は、弁護士がご本人に代わって書類を作成し、裁判所に出廷し、訴訟の代理人として活動します。この場合は、原則としてご本人が裁判所に出廷する必要はなくなります。
なお、調停の場合は原則としてご本人の出席が必要ですので、ご本人に同行します。 - ご本人名義での書類作成だけを行い、裁判所への出廷等の訴訟活動はご本人が行う形でのサポートも可能です。