高齢者やご家族の方のご相談
高齢化社会となり元気な高齢者の方が増えましたが、年齢・病気による衰えから、専門家の助けが必要になったり、思わぬ被害を受ける方も増えています。
当事務所では、高齢者やそのご家族の方の支援のために次のようなご相談をお受けします。
遺言
万一の時、子供たちが遺産を巡って争わないよう、遺産の分け方を決めておきたい、また、お世話になった方に遺産の一部を遺したいといったご希望がある場合、遺言書の作成をお勧めしております。
消費者被害
1人暮らしだったり、家族が日中留守の高齢者を狙って、リフォーム業者が必要のないリフォーム工事の契約をさせたり、販売業者が、無価値の投資商品(未公開株、投資ファンドへの出資等、仮想通貨等)を販売するといった消費者被害が多く発生しています。
消費者被害を受けた場合、早期に業者に対する交渉や訴訟を起こすことで、受けた損害を回復できる場合があります。
また、今後の被害を防止するため、財産管理能力が低下している高齢者の場合には、成年後見制度の利用により被害を未然に防止することができる可能性があります。
成年後見
1人暮らしの高齢者の家庭に、友人や知人を名乗る人が出入りするようになり、家の中から高額な品物が紛失したり、多額の預貯金が引き出されたりすることがあります。
また、高齢者の子のうち1人だけが介護や身の回りの世話をするうちに、多額の使途不明金が発生することもあります。
このような事態から高齢者ご本人を守るために、ご家族が法定後見制度を利用することにより、被害を防止することができる可能性があります。
また、今はしっかりしていても、今後、判断能力が低下するのではないかと心配な高齢者の方のために、将来判断能力が低下した場合に備えて後見人を選んでおく任意後見制度の利用が可能です。